FIRSTQUEEN WORLD

ファーストクイーンW〜バルシア戦記〜 ストーリー

はるか昔、天地創造の後、大地や大気から精霊が生まれた。
精霊達はやがて[正]と[邪]に別れ、激しく衝突した。争いの元になった[邪の気]をもたらしたのは、
異世界よりの魔物[ガロア]だった。人々と精霊は、戦いの舞台となったガイア大陸の地中に
[ガロア]を封じ込める。それから20年が流れた。
わずかに残ったガロアの思念は、復活の場所を求めて地上をさまよう。
やがて、強い熱源を発見したガロアは、滅びかけているその肉体を転送する・・・。

ログリスの地は天地の精霊が納めていた。
大陸での民族の興亡が一段落すると、人々はこの豊かな島にも渡って来た。

人間の進出に伴い、先住者である精霊は次第に身を潜めるようになる。

領地をめぐるこぜりあいは耐えなかったが、
互いに協力し牽制しあいながら平和を保っていた。

国々をまとめる代表には、最大勢力を持つバルシアの王[ゼネル]が選ばれた。
バルシアはログリスの中央から北に大きな領土を持つ大国である。
しかし国面積の割に人口が少なく、各所に強固な城や砦を持ちながらも、
侵略の危険にさらされていた。それでも領土を保てていたのは、ゼネルが天才的な科学者であり、
辛い修行により、いくつかの魔法も心得ていたからだ。

その王[ゼネル]の態度が一変したのは、大陸より渡ってきた魔道士[ゾン]を参謀に迎え入れて
間もなくの事だった。いつの間にか、[バルシア]の兵士の数は激増していた。

同時にバルシアからの住民が周辺の国へと脱出して来た。
彼らは口々に叫ぶ。
[王は変わった。王は魔物に心を打ってしまったのだ!]と。
[バルシア城]からは不気味な音が響き、立ち上がる[障気]は、生きる者を狂わせると言う。
ゼネルは人々を操り、魔法の力によって、兵士を作り出す事に成功したらしい。

各領主はあわてて自分の領地の守りを固める。

ただ一人、カーリオンの王[アレス]は、ゼネル暗殺をくわだてる。
しかし、暗殺は失敗、捕らえられてしまう。
ゼネルはカーリオンの領地に進撃し、バルシアのものとする。

牢に捕らえられた彼を助けたのは、謎の人物、牢番を倒し、鍵を開け、グリフォンを操る術を教える。
牢を脱出した彼は自分の居城へ逃げ戻る。
アレスの恋人、エレインは無謀なほど勇敢なる戦士。アレスが捕まったと聞くや城を飛び出し、救出に向かう。
アレスが戻った時、誰も彼女の消息を知るものはいない。
城にはわずかばかりの守備隊が残っただけ。
あとはバルシアとの戦いにことごとく敗れ去ったようだ。

アレスは諸侯に反乱を呼びかける。
だが、すでに多くの領主はバルシアの勢力下におかれ、敵の軍勢は砦を落とし、川を渡って、
カーリオンの城下へと迫っている・・・!

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